愛しい君

今日ジョージに、「小柳」って、苗字で呼ばれた。


まぁその前に、いろいろごたごたがあったんだけど････

でも、なんか素直に嬉しかった。







最近は、あんまりジョージが心の中にいなかった。

････ようにしてたのかもしれない。






まぁ、距離があいたのも、あんまり顔合わすこともなくなったのもあるけど、

やっぱり、一番の原因は、『もぅジョージのことは忘れよう』と思っていたからかな。







実はジョージほど好きじゃないけど、気になってる人がいるんです。



もぅジョージには彼女いるし、

自分の力や、行動力のなさも、こんなに時がたつと大体わかってきて。


自分に
ウンザリ。











だったら新しい恋にむけて、燃えてやろうじゃないか。

そう思ってたから、あんまり考えなくなったのかも。












学校でもほとんど会うこともなくなって、

よし、もぅ大丈夫だ───て思ってたけど、




今日、久しぶりにジョージを近くで感じて、


──あぁ、やっぱり私、ジョージが好きだ


って思った。





名前呼んでくれたとき、本当に心のそこからそう思った。






長い間、君を想いつづけたこの思いは、やっぱりそう簡単には消えないんだね･･･───














君が愛しい。



ジョージが愛しい。












でも、やっぱり自分には、どうしても越えられない壁がある。





でも─────

































君を忘れることなんて　できないよ